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単なる飛蚊症か、それとも・・・

2014.12.16

“大阪市住吉区、住吉東駅からすぐの場所にある竹安眼科医院の院長・竹安です。

みなさんは、視界に小さな虫や糸くずのようなものが見え続けているなんてことはありませんか? 目を動かしても、浮遊物がそれについてくるようなことは?
ご存知の方も少なくないと思いますが、これは飛蚊症と呼ばれる症状です。

目の中に、硝子体という組織があります。
これは透明でゼリー状の組織なのですが、これが混濁してしまうと飛蚊症の症状が現れるのです。
若い方でも多少は症状の出る場合がありますが、60歳前後に今までと違って大きな浮遊物が見えるようになるというケースが多く、加齢とともに発生する傾向の強い症状です。
ただ、近視の強い方は早目に出現することもありますので、高齢者特有の病気というわけではありません。

飛蚊症自体に、目が痛くなるとか視力が急激に落ちるといった危険性はありません。
たいていの場合、しばらくすると気にならなくなるということがほとんどですので、それほど気にするような必要はありません。

ただし、「急に見えていた浮遊物の大きさが変わった」とか、「急に浮遊物の数が増えた」などがあれば話は変わってきます。
そういった場合、眼底出血や網膜剥離の可能性も考えられるからです。
もし、そういった変化や異常を感じたら、迷わず眼科に行って検査を受けてください。”

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